ハシビロコウは、その独特な外見と行動で知られる大型の鳥です。体長は約1.1〜1.4メートル、翼を広げると2メートルにもなります。
●大きなクチバシ
ハシビロコウの最大の特徴は、幅が広くて大きなクチバシです。このクチバシは、まるで靴のような形をしており、獲物を捕らえるのに適しています
●動かない鳥
獲物を待ち伏せするために、長時間動かずにじっとしていることから、「動かない鳥」として知られています。
学名:Balaeniceps rex(バラエニケプス・レックス)
分類:ペリカン目 ハシビロコウ科
生息地:アフリカ大陸東部から中部の湿地帯
好物:川魚、カエル、ヘビなど
寿命:30~40年
生息地の湿地帯の減少や、人間の活動による環境破壊、狩猟などにより、野生のハシビロコウの数は減少傾向にあります。動物園などでの飼育下での繁殖は非常に難しく、国際自然保護連合(IUCN)によって絶滅危惧種に指定されています。
神戸どうぶつ王国に暮らすハシビロコウの「ボンゴ(♂)」と「マリンバ(♀)」のファーストフォトブック!
動く王様こと「ボンゴ」と、動かない女王様「マリンバ」の堂々とした姿が人気な2羽の魅力を写真たっぷりに紹介します。
神戸どうぶつ王国が精力的に取り組んでいる「ハシビロコウの繁殖」についても紹介。
世界でたった2例しか成功例がないハシビロコウの繁殖に、神戸どうぶつ王国はどうチャレンジしているのか取材しました。
出版社:辰巳出版
定価:1,650円(税込)
体裁:A4判/96ページ
発売日:2025年4月28日
南幅俊輔(みなみはば しゅんすけ)
盛岡市生まれ。グラフィックデザイナー&写真家。日本のソトネコや看板猫のほか、海外の猫の取材・撮影も行っている。著書に『ソトネコJAPAN』(洋泉社)、『ワル猫カレンダー』『ワル猫だもの』(ともにマガジン・マガジン)、『踊るハシビロコウ』(ライブ・パブリッシング)、『ハシビロコウのふたば』(辰巳出版)、『ハシビロコウのフドウPHOTO BOOK』(カンゼン)など。企画・デザインでは『ねこ検定』『ハシビロコウのすべて』『ゴリラのすべて』(すべて廣済堂出版)など。インスタグラムでハシビロコウ画像公開中。→shoebill_mania
兵庫県神戸市中央区のポートアイランドにある動植物園。「花と動物と人とのふれあい共生」をテーマとした全天候対応の施設で、15,000㎡の広大なグラスハウスと10,000㎡ほどの開放的な屋外エリアに、年間通して1,000種類、10,000株のベゴニアやフクシア、インパチェンスなど様々な花々が咲き誇り、150種800頭羽の動物たちが共存する。
公式HP:https://www.kobe-oukoku.com/
ハシビロコウのふたば
掛川花鳥園のハシビロコウ「ふたば」待望の最新フォトブック! 「動かない鳥」「無表情」ともいわれるハシビロコウの 凛々しい姿、 チャーミングで表情豊かなショットが満載です。 開園20周年を迎える掛川花鳥園の魅力や、個性あふれる鳥たちもご紹介します。
2025 ハシビロコウ手帳
大人気の怪鳥・ハシビロコウのマンスリー手帳。ハシビロコウの魅力を心ゆくまで!
現在、国内にいるハシビロコウは12羽で6つの動物園で飼育されています。日本で一番多くのハシビロコウを飼育しているのが「東京都恩賜上野動物園」で4羽です。
東京都恩賜上野動物園(東京都)
4羽(メス3羽/オス1羽)
https://www.tokyo-zoo.net/zoo/ueno/
千葉市動物公園(千葉県)
2羽(メス1羽/オス1羽)
https://www.city.chiba.jp/zoo/
掛川花鳥園(静岡県)
メス1羽
https://k-hana-tori.com/
神戸どうぶつ王国(兵庫県)
2羽(メス1羽/オス1羽)
https://www.kobe-oukoku.com/
松江フォーゲルパーク(島根県)
オス1羽
https://www.ichibata.co.jp/vogelpark/
高知県立のいち動物公園(高知県)
2羽(メス1羽/オス1羽)
https://noichizoo.or.jp/