書籍の詳細

文学・評論
小さなモネ ― アイリス・グレース ― 自閉症の少女と子猫の奇跡
著者:アラベラ・カーター・ジョンソン(著),吉井 智津(翻訳)
定価:2035円(10%税込み)
ISBN 9784777818983
単行本(ソフトカバー) 本文352ページ
2017年6月26日初版発行
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2013年、英国に住む当時3歳の自閉症の少女が描いた絵画が、その卓越した美しさで世界中の注目を集めた。

アンジェリーナ・ジョリー、アシュトン・カッチャー、ダニエル・ラドクリフも絶賛する、小さな天才画家。
絵を描くことに喜びを見つけた自閉症の少女アイリスと、固い絆で結ばれた一匹の猫、そして少女を育てる母の姿が困難に立ち向かう勇気をくれる、感動<子育て>ノンフィクション。

2歳のとき自閉症スペクトラム障害と診断されたアイリス・グレース。
アイリスの母親である著者は、この予期せぬ出来事に直面し、人生が一変する。自閉症の知識がほとんどなかったため、あらゆることが予定通りにいかない状況を、一つずつ理解する
ことから始めなければならなかった。戸惑い、苦悩しながら、彼女はアイリスに寄り添い、アイリスのために様々な行動をおこしていく。すると、セラピーの一環としてはじめた絵画に、
アイリスは自己表現の方法を見つけ出し、非凡の才能を発揮しはじめる。そして最高の相棒、子猫のトゥーラとの出会いをきっかけに、閉ざされていたアイリスの世界が、外へ向けて
ゆっくりと開かれていく―――。


【著者 / アラベラ・カーター・ジョンソン】
アイリス・グレースの母。プロのフォトフラファーでもある。2008年に夫のPJ(ピーター・ジョン)とともに自身の故郷であるイギリス中部レスターシャーの丘陵地帯にある村に居を
かまえた。家族写真から風景写真、ウエディングの写真を中心にフリーランスとして活躍していたが、2009年に娘アイリスが生まれたことで生活が一変する。本書はアラベラが記した
家族の軌跡とアイリスの成長記録である。