書籍の詳細

文学・評論
音に出会った日
著者:ジョー・ミルン(著),加藤 洋子(翻訳)
定価:1980円(10%税込み)
ISBN 4777816257
単行本 本文280ページ
2016年5月2日初版発行
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つねに笑顔を絶やさず、けっして希望を失わない。驚くほど前向きな女性の物語。

あなたは想像できるだろうか。
夜明けを告げる小鳥のさえずりを、ラジオから流れる音楽を、愛する人たちのおしゃべりや笑い声を、生まれてから一度も聞いたことが無い人生を。
目の前で動く唇が、ほほ笑んで見つめる顔が、唇の動きから読み取ってきた言葉が、徐々に消えていく瞬間を。


ジョー・ミルン(著者)は全聾に生まれ、静寂に包まれて生きてきて、あるときから視界まで失いはじめる。30代のさしかかったときは、進行性の難病であるアッシャー症候群>と
診断されてしまったのだ。いつの日か、彼女はまったく目が見えなくなるかもしれないのだ。しかし、どんなに落ち込もうと、ジョーは人生を楽しもうという信念を失わなかった。
どんなに失ったものが大きかろうと、障害のせいで人生を諦めなかった。そして2014年、彼女はついに人口内耳の手術を受ける決断をする……
読む人の心を震わせる、感動ノンフィクション。


ジョー・ミルン Jo Milne / 著者
1974年、イングランド北東部ゲイツベッドに生まれる。生後16カ月で全聾と診断されたが、29歳でアッシャー症候群と判明、聾者と認定される。2014年、人口内耳の手術を受け、生まれてはじめて音が聞こえるようになった。
彼女の物語は世界中のメディアに取り上げられ、手術後初めて人口内耳のスイッチが入れられたときの模様を、世界で400万を超える人びとが見守った。現在は、聾盲者の人たちの"メンター"として国中を飛び回っている。


加藤洋子 / 訳
文芸翻訳家。主な訳書に、スーザン・ヒル『丘』、ハンナ・ケント『凍える墓』、フィリッパ・グレゴリー『ブーリン家の姉妹』、ダイアン・デヴィットソン『クッキング・ママの最後の晩餐』、ダイアナ・ガバルドン『時の旅人クレア』
をはじめとするアウトランダー・シリーズ他多数。