書籍の詳細

歴史・地理
日米の教科書 当時の新聞でくらべる太平洋戦争
著者:辰巳出版株式会社(著)
定価:1320円(10%税込み)
ISBN 9784777815524
単行本(ソフトカバー) 本文159ページ
2015年7月24日初版発行
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終戦から70年の今夏。この機会に学んでおきたい「太平洋戦争」をテーマとした一冊。

かつて敵味方に分かれて戦った、日本とアメリカ。

この2つの国では「太平洋戦争」をそれぞれ、

「現代の教育現場ではどう教えているか?」

「当時の新聞はどう伝えていたか?」

この2点を大きな柱に本書は構成されています。

まず、さまざまな戦争の局面に対する、現在の日米両国で実際に使用されている教科書や資料の、具体的な記述を比較検証しています。

続いて、同様の戦局を報じる当時の朝日新聞とニューヨークタイムズ、2つの新聞の実際の紙面を掲載し解説を加えています。

声高に一方的な歴史観から戦争を語るのではなく、実際の新聞紙面や使われている教科書の記述を比較検証することで、両国の当時の国民感情や報道姿勢、現在の歴史認識や教育に対する考え方も垣間見ることのできる内容となっています。

【主な内容】
■巻頭企画
 カラーで見る 太平洋戦争の日米主力兵器(戦艦・空母・航空機)

■序章 開戦前夜
*日独伊三国同盟成立(1940)
*日米交渉開始(1941)
*ABCD包囲網
*第三次近衛内閣総辞職
*ハル・ノート

■第1章 進撃
*真珠湾攻撃
*マレー沖海戦
*フィリピンの戦い
*シンガポール陥落

■第2章 転進
*ミッドウェー海戦
*ガダルカナル島撤退
*学徒出陣(出陣学徒壮行会)
*米軍、サイパン上陸
*神風特攻隊出撃
*硫黄島の戦い

■第3章 終戦
*東京大空襲
*米軍、沖縄本島上陸
*ポツダム宣言「黙殺」
*広島へ原爆投下
*ソ連、対日宣戦布告
*長崎へ原爆投下
*ポツダム宣言受諾
*玉音放送

■その他
○日米両国首脳の演説(開戦後)
  フランクリン・ルーズベルト「屈辱の日」 / 東條英機「大詔を拝し奉りて」
○日米両国首脳の演説(現代)
  バラク・オバマ「共同記者会見」 / 安倍晋三「希望の同盟へ」