書籍の詳細

人文・思想
子どもたちの100の言葉
著者:レッジョ・チルドレン(著),ワタリウム美術館(編集),田辺 敬子(翻訳),木下 龍太郎(翻訳),辻 昌宏(翻訳),志茂 こづえ(翻訳)
定価:5488円(10%税込み)
ISBN 9784528010581
単行本(ソフトカバー) 本文349ページ
2012年10月31日初版発行
購入する
イタリア、レッジョ・エミリアの幼児教育ブック。
北イタリアの小さな町の試み。子どもたちの驚き、発見に耳を傾ける。

本書は、子どもたちと一緒に体験する冒険物語です。
それはイタリア北部に小さな町、レッジョ・エミリアで第二次世界大戦直後、近くの村の人たちが率先して幼い子どもたちの学校を
造ろうとしたことに始まりました。そして創設者の一人であるローリス・マラグッツイは、ここで積み重ねられた子どもたちの言葉
や経験に素晴らしい方向性とインスピレーションを与え続けました。
そこでは、子どもたちの対話の場としての空間造りに力を注ぎ、自分を表現する創造的プロジェクトを数多く実践し、さらに家族と
市民の熱心で辛抱強い参加によって、独自のネットワークが生まれました。
この小さな町の奇跡に、今世界中の熱い視線が注がれています。
それは人間の創造性が、決して特別な能力によって生まれるものではなく、むしろ日常生活の中の考え方、選択の仕方といった小さな
経験の蓄積によって生まれることを提示しています。
そこには子どもたちの未来があり、それは私たちの希望でもあります。そしてアートそのものなのです。

【本書の特徴】
・本書はレッジョ・エミリア市の具体的な教育プロジェクトを分かりやすいレイアウトと明解な文章で解説します。
・子どもたちの創造的活動の様子や、活動で生まれた絵画や造形物を鮮やかな色彩で約600点以上掲載します。
・創造性教育の原点として世界40ヶ国以上で翻訳され愛読されています。日本でも近年、幼児教育に取り入れられ、現代の子どもたちの
豊かな感性、創造力を引き出す手立てになります。