書籍の詳細

エンターテイメント
スタンリー・キューブリック (シリーズ 映画の巨人たち)
著者:佐野 亨(編集)
定価:1760円(10%税込み)
ISBN 9784777825226
単行本(ソフトカバー) 本文200ページ
2020年5月28日初版発行
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◎映画界の巨匠・キューブリックを語り尽くす一冊。

『2001年宇宙の旅』『時計じかけのオレンジ』『シャイニング』…時代を超えて観客を魅了する普遍的なテーマと映像の革新性によって、世界映画史にその名を残す巨匠にして異才スタンリー・キューブリック。その作品世界と人物像をさまざまな角度から読み解く!

【内容構成】
《論考》
◎写真家キューブリック 映画は無数の写真でできている。/伊藤俊治
◎完璧と偶然のはざまに/川口敦子
◎キューブリックとかかわってはいけない/滝本誠
◎パイと終末 キューブリック映画のスラップスティック/いいをじゅんこ
◎核もモノリスもひとつの同じ真実/中沢新一
◎意志を持った物語 『2001年宇宙の旅』/橋本治
◎SF作家としてのスタンリー・キューブリック/藤田直哉
◎道化・音楽・諷刺 『時計じかけのオレンジ』のキメラ的世界/後藤護
◎キューブリックの音を聴く/二本木かおり
◎建築で読み解くキューブリック映画/五十嵐太郎
◎スタンリー・キューブリックの目ん玉 『シャイニング』におけるパラレル・ワールド/中子真治
◎これはキューブリックの映画じゃないんじゃないか 『フルメタル・ジャケット』が描く歴史的固有性/生井英考
◎叫びとささやき 『フルメタル・ジャケット』をめぐって/斎藤英治
◎映画の夢が終わる/若島正
◎アイズ ワイド シャット/伊藤計劃
◎『フルメタル・ジャケット』以後と『アイズ ワイド シャット』以後/内山一樹
《コラム》
◎スタンリーは初めからキューブリックだった/吉田広明
◎キューブリックはどう評価されてきたか/遠山純生
◎キューブリック映画のスタッフ・俳優たち/佐野亨
《対談》
◎添野知生×柳下毅一郎/意識と無意識 フロイト主義者としてのキューブリック
《その他》
◎フィルモグラフィー
◎キューブリックは語る
◎キューブリック映画のポスター
◎キューブリックを語る
◎キューブリックを読み解くためのブックガイド
◎Blu-rayソフト一覧

【編者プロフィール】
佐野亨(さの・とおる)
編集者、ライター。1982年生まれ。出版社勤務を経てフリーランスへ。
『90年代アメリカ映画100』(芸術新聞社)『心が疲れたときに観る映画』(立東舎)『映画は千の目をもつ』(七つ森書館)『釣りバカ日誌 映画大全』(河出書房新社)などの編集のほか、文藝別冊シリーズの『ウディ・アレン』『大林宣彦』『竹中直人』『高畑勲』などの執筆・編集も担当している。
キネマ旬報ベスト・テン選考委員。NFAJ客員研究員。